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小泉政治の功罪と課題
先日、小泉純一郎首相が内閣総理大臣を退任した。

小泉純一郎という政治家は、いろいろな意味でほかの政治家とは違っていたユニークさが
あった。国民のために政治をしたというより、自分の信念を押し通し、わかりやすいワンフレーズを唱えて繰り返すことで、大衆に語りかけ、支持率を保つことで、
実質的なそれのともなう犠牲と損失を無視してまで、最後まで公約に意固地になり
首相任期をまっとうした政治家だというべきだろう。


だから、非常にシンプルな、カリスマ性のある一般受けのする政治家であった。
彼の最大の功績は、なんといっても、従来の自民党の政治を変えたという点だ。
これがはっきり現れたのは、いわゆる郵政解散といわれる2005年の衆議院選挙であり
これは従来の派閥政治を解体したとまでいわれた。
もちろんこれは小選挙区比例代表制という選挙制度をうまく利用した結果でもあったが
戦後自民党の伝統でもあった、派閥政治のありかたも変えたという意味は見逃すことができ
ない。ただしその手法は、衆院院で否決された「郵政民営化法案」を、再度、衆議院解散権と
いう総理大臣の特権を利用して、差し戻し、反対議員駆除をおこなうことで、法案を可決したのだから、これは強行採決といわないまでも、議会制民主主義をまったく無視し1法案を通す
目的のために制度を議会制度を利用した暴挙ともいえる。

しかし本当に郵政民営化は国民にとって必要なのか.。
「改革の本丸は郵政民営化だ」などと、首相は言っているが、果たしてそうなのだろうか?
郵便局を民営化したところで、郵貯の巨大資金は他の金融機関を圧迫する可能性は大き、
郵便配達業を民間にしたら、へき地では郵便局の数が減って、不便になるだけなのは明らかだ。そこまでして、民営化する意味がどこにあるのか??


この答数年後には出ることになる。

さて金融政策はどうだったかというと、首相就任当時懸案だった、不良債権問題には、竹中
プランを中心とした、金融再生プログラムの効果はある程度あったとみるべきだ。
都市銀行の不良債権比率は改善されて、整理回収機構の活用により、収益のあがらなかっ
た大企業も再生しつつある。 ダイエー、カネボウなどの大型案件はその例だ。

規制緩和政策のおかげで、通信事業の規制緩和は進み、一部の企業の新規参入がすす
、とりわけIT企業の躍進に一役買った、ブロードバンドの普及に大きな貢献があったことは
間違いない。
しかし反面やたら規制緩和がおこなわれた結果、派遣業などの規制緩和がおこなわれた。
年功序列から実績主義、正社員雇用からパート雇用、派遣社員への切り替えのなし崩し的
切り替えと格差社会の助長ともいえる負の部分の面を大きく助長している問題を残している。
これは経費削減、業績回復という面をもたらしたものの、正社員=勝ち組、非正社員=
負け組という、所得格差を生むことになり、いわゆる格差社会のひとつの構成要因となった
ことは間違いない。

さらに景気回復、株価はも10年前の水準をもどしたとはいっても、これは企業のリストラ
合理化、経営努力の結果、コスト削減によって業績回復とみるべきで、小泉内閣の政策の
おかげではない。 これが地方の中小企業の実態ともなると、もう目もあてられない状況
であり、とてもこのページにはおさまらないほどだ。
だから国民に自分が豊かになった実感などあるずもない。



年金、医療費負担の問題では、財源がないからという理由で、国民年金保険料、社会保
険料大幅アップ、介護保険料の強行採決、医療費一律3割負担など、庶民の生活レベル
からするとまさしく弱者切り捨てを平気でおこなっている。しかもこの問題には関心がない
らしく、審議を打ち切って、次の内閣へ先送りしようとした。
それが、「私の在任中は消費税の税率アップはしません。」
これは福祉財源として、有力な消費税のアップは、自分のマイナスイメージにつながること
を、経験的に塾知した、小泉戦略であることをみのがしてならない。
つまりこれは単なる問題の先送りにすぎず、まったく問題解決になっていないのだ。

さらに道路公団の民営化では、公団が民間企業になったものの、実態は道路の敷設決定
は、役所がおこない、実際の道路敷設は民間企業がおこなう「上下分離方式」などという、
わけのわからないとても民間企業とは思えない、意思決定方式を採用しておきながら、
改革は成功であったなどという自我自賛などどうもいただけない。



外交にいたっては、電撃的北朝鮮訪問により、日本朝鮮ピョンヤン宣言を採択をしたものの
実質的成果は、拉致家族の帰国にとどまり、おおきな成果とはいいがたい。
さらに、イラク自衛隊派遣にみられるような極端な親米アメリカ重視政策、
、「日米同盟を軸とすればアジア外交もよくなる」などと極端なアジア軽視発言、
が露骨に現れた結果、「靖国神社参拝は心の問題だ。他国にとやかく言われる筋合いは
ない」とまで言っている。
これは、靖国神社の政治的意味合いをまったく無視し、日本国の利益よりも、個人の信条が
優先するという、一国の総理大臣としてあるまじき発言であるとしか言いようがない。
ともかく首相靖国神社参拝のおかげで、中国、韓国からは首脳会談拒否という国益を損ねる
事態を招いたのは、国のリ-ダーとしての責任は決して軽くない。



このように小泉内閣の業績は、かなり問題のあるものであったが、当初最大の問題であった
不良債権処理問題にはいちおうの成果はみたわけだから、その他の「改革はその途上にある」というなら、それは正しいというべきだろう。
これは派閥や利権政治にとらわれなかった小泉首相でなければ、できなかったことであろう、
道路公団民営化、規制緩和、不良債権問題の解消、北朝鮮問題解決へのき
っかけ作りなど、従来の自民党政治家では果たしてどこまで達成できたか。
それらの功績が、国民の支持率があまり低下しなかった理由のひとつでもあろう。
(ただしこれは彼がマスコミ利用、メデイア戦略が非常にたけているという点も有利に働いて
いたことは事実である。)


私がこの内閣に点をつけるとすれば、中味にかなり問題はあったものの戦後3番目(吉田、
中曽根内閣についで)高い点をつけることになってしまう。

つまり業績成果というよりは、改革のきっかけをつくったという意味では、評価が高いと見る
のだ。個別に案件を見ていくと、かなり納得できない面はあるが、総合評価でいくと、まさしく
「ほかの内閣よりは、よさそう」ということになってしまのである。

ことわっおくが、これは小泉純一郎という政治家は、ガリレオ・ガリレーほどの
信条を持った政治家なんぞではない。
あくまでも派閥政治の解体もっというなら、自分の師匠であった故福田赳夫の無念を
晴らすべく、自分の親の仇とでもいうべき憎き田中派、その後橋元派(旧竹下、田中派)の
解体に執念を燃やしたに過ぎない、怨念の政治家だ。それが郵政民営化あそこまでにこだ
わった本当の理由だと私は考える。
(特定郵便局を増やしたのは田中角栄で、それが証拠に法案通過後、彼は福田家の墓参
をしている。)

今後この路線は小泉後継者といわれる、安部氏に引き継がれるわけだが、
格差社会の是正、アジア外交の正常化、社会保障の財源の問題、地域経済の活性化など
これらの問題にどう取り組むか、
この小泉路線から生じた問題をどう修正しながら政権運営をおこなっていくのかである。

安部氏も小泉氏ほどの、カリスマ性や強権性はないものの、基本的に小泉改革路線を
引き継ぐものであろう。
小泉内閣が残した、財政、増税問題、、格差社会問題、年金、医療費問題にどれだけ
真剣にとりくむかが、国民の声を重視した次期内閣の課題のはずなのだ。

# by kunio35 | 2006-09-29 11:42 | カレントトピック | Trackback(6) | Comments(0)
首相の靖国神社参拝に
とうとうというか、やはりというか小泉首相は靖国神社に参拝した。
これがなんでニュースになるのかといえば、靖国神社が極めて特殊な神社であるから
問題なわけだ。

私は、靖国神社が戦没者のための神社であって、明治時代に作られたものであることを
しらなかった。
ましてや、太平洋戦争時に戦争犯罪人としていわゆる東京裁判で裁かれた、14人が
靖国神社に1970年代にいつのまにか合祀されているなどということは、知る由もなかった。


しかし、わからないのは本来ならば、宗教の問題であるはずなのだが、首相は靖国参拝は公約であるといっている。
これは心の問題ではなく、公約ならば政治的課題になってしまう。
参拝するかしないかが、テ-マになるようなら、それは政治的意図があるとしかいいようがない。
ここにきて政治家たちが、合祀云々を問題視するのは、自分たちの選挙戦略や政治活動に
有利なように、この論争を利用しているだけできわめて不愉快だ。

私には、日本の国の内閣総理大臣があえて8月15日に、靖国神社を参拝することは
内政干渉云々というよりも政治目的に利用されるだけに適切でないと考えている。
もし総理大臣でなければ、いつ参拝しても問題はないのだが、総理大臣という公職に
ある以上、自分のこころの問題だというだけでなく、日本全体の国益も考えるべきなのだ。
そういう意味では、「いついっても批判される」という小泉首相の発言は到底理解不能だ。



ところで最近、昭和天皇の発言とされる、富田メモなるものが、発見され公表されたが、
これは、靖国神社に参拝していた昭和天皇が、いわゆる戦犯といわれる人たちが合祀されたころから、参拝を辞めたその裏づけとして、注目されている。
これがニセモノだとか、侍従長の発言だとか言われている
しかし私はこれがニセモノだとは思わない。、

「だから、行かない。それが私の心だ。」

この短いフレ-ズはかなり重い。
昭和天皇の戦争に対する想いと、戦犯合祀に対する不快感を端的に言い切っている。
決して、他の人には言い表せない表現だろう。

つまり昭和天皇は、戦争をもっとも憎んでいた。
日中戦争、太平洋戦争にいたった経緯は、戦争犯罪人とされた人たちだけの責任ではないにしても、戦争を指揮して、多くの人を死にいたらしめた責任を問わずして、英霊として一般の戦没者と同様に合祀することには問題がある。
あの戦争は侵略以外のなにものでもない。
大東亜共栄件圏の繁栄だのABCD包囲陣によって、経済制裁されために仕方なく、やった
正義の戦争だなどと主張するのは、侵略を正義にの戦いとすりかえているにすぎない。
その戦争を誘導したのは、関東軍であり日本軍部であり、それを容認した当時の日本政府である。
天皇の戦争責任はないとはいえないが、それを問うたところで、実利はなにもない。
天皇の責任を問わずして、生涯日本国民のために尽くすべきとするGHQ総司令官」マッカーサーの判断は正しかったといえる。



だから戦争責任の重大さを一番知る昭和天皇が戦犯の合祀されてしまった神社に行けるわけがないのだ」
天皇の靖国神社参拝拒否の心境を一言で表現するなら、このフレーズにしかならないのではないか。
靖国神社にいくのも心の問題だとすると、いかないのも心の問題だといえる。





# by kunio35 | 2006-08-17 10:58 | カレントトピック | Trackback(4) | Comments(1)
小泉外交のツケと北朝鮮制裁決議
先日、北朝鮮のおこなった、テポドンをふくむミサイル発射に対して、日本アメリカは
国連安全保障理事会で、経済制裁の行使可能な決議案を採択しようと
している。
従来の日和見外交的な立場からすると、日米の事前協議ができていた
だけに、この動きは異例の速さともいえる措置である。


しかしよく考えてみると、ミサイルを,
打ったことも問題だが、その前に
まず北朝鮮が、ミサイル7発をロシアの経済水域上に打ったことは、
ロシアの主権を侵す行為なはずなのだ。
日本が日朝ピョンヤン宣言に違反している云々という以前の問題でもある。
つまりこれは、アメリカや日本の問題でなく、本来はロシアの問題のはずなのだ。
なのに日本はミサイル実験を北朝鮮が行ったからといって、即経済制裁だというのは  
中国、韓国、ロシアの利害をまったく考慮してない発想なのではあるまいか。


そもそも北朝鮮の問題になぜ六カ国会議をおこなう必要があるのか?
それは日本アメリカだけでなく韓国、ロシア、中国とりわけ中国の影響力、が利害関係が大きい
からなのだ。
日米だけを軸にして物事を考えてはいけない。


日本と中国との関係は最悪であるという点は外交上かなりマイナス
である。
つまり日米関係オンリの弊害がここに来て国連を舞台にあらわれそうなのである。


この日米主導でおこなわれた制裁決議案、事前の根回しは中国とロシアには
おこなわれているはずもないが、日米の主張に同調させようとする思惑とは国際社会の動きは違ってきているということなのだ。

そもそも中国を頭ごなしに外交をおこなっているのに、中国の国益にも影響のある決議を国連で 制裁決議を 
採決することは可能だろうか?


日本は制裁ということに、こだわっているが、アメリカはすでに金融制裁をマカオの
銀行を通じておこなっており、これはかなりの効果を出している。

北朝鮮が六カ国協議から、離脱したのは、この金融制裁がかなり有効で、
北朝鮮はこれを解除させたいがために、ミサイル発射をやったのではないかという
見方もあるくらいだ。

もし制裁決議が議長声明などというものに、レベルダウンしたら、日本の外交レベルの質が
問われてしまうわけだ。
中国も北朝鮮を説得して、六ヶ国会議に復帰させることができるかどうかで、国際社会における影響力が変わってくる。

小泉外交の中国軽視のツケがここで一気に露呈しないかどうか気になるところだ。

# by kunio35 | 2006-07-12 11:01 | カレントトピック | Trackback | Comments(0)
シャラポワはなぜ負ける?
シャラポワはなぜ負ける?
この問いに明確に答えるとすれば、
「パワーテニスにたよりすぎだから」そう答えざるをえない。
シャラポワのサービスは平均で180キロくらいある。もちろんの女子選手からすれば
かなり速い。
戦法もかなり攻撃的であって、常に攻撃的ショットをしている。
フットワークを生かした、ショートクロスやボレーなどもできるが、
いかんせん、ボールコントロールがよくない。
どうしても、力でねじ伏せようとする戦法が目立ちすぎるために、
ネットにひかっけたり、ラインをオーバーしてしまう、いわゆるアンフォースト・エラー
が多いのである。

パワーテニスは、ハードコートでは、その威力を発揮するが、クレーコートや芝の
コートではまず、有効でない。
球のスピードが遅くなるだけに、フットワークやボール、コントロールがより
重要になるからだ。
シャラポワのテニスを見ていると、サービスやストロークの打ち合いでは負けないことが
多いが、サイドを抜かれたり、エラーで自滅したりすることが案外ある。

しかし、驚くべきなのは、その強靭な精神力である。
テクニックはまだまだなのだが、その勝負に対する執念というか、勝ちに対する
こだわりはものすごいものがある。
特に窮地に追い込まれたときの、巻き返しは私たちもみならうべきものがある。
これはテニスにだけにいえるものでないかもしれない。

僕は個人的には今のシャポワのテニスのスタイルというものは、好きではない。
というか、上位クラスには勝てないと思う。

しかし彼女が、パワーテニスから、もっと緻密なテニス、たとえば、往年の
クリス、エバートやナブラチロワのような正確で、緻密なショットを打つようになれば、
おそらくWTAランキングも平均してナンバーワンになるのも夢ではないし、
またそれが十分に可能な選手だ。
母国ロシアの選手たちとは、あまり折りあいがよくないらしいが、
日本びいきのシャポワは人間としては、私はよい印象をもっている。
ぜひとも頑張ってほしいものだ。


この記事を書いてから1ヶ月後に、マリア・シャラポワは、USオープンで
優勝した。
ハードコートで、バウンドのスピードの速い面は、パワーヒッターの彼女にとって
かなり有利だった。
これは決勝のエナンアーデン戦を振り返れば、歴然といている。
パワーショットを打ち込み、早い展開で、ゲームを決める。

この戦法は、クレーコートには、通じるものではないが、今回はかなり練習したようだ。
腕の筋肉がそれを物語っている。それに、なんといっても4大大会
である。賞金もUS1200万ドルと女子の試合としては、破格だ。
これはおおきなモチベーションになったことだろう。

やはりシャラアポワには、勝ったときの笑顔顔が一番似合うのかもしれない。




# by kunio35 | 2006-07-07 07:37 | テニス | Trackback | Comments(0)
サッカーとテニス
ワールドカップサッカーを見ていて不思議に思うことがあった。
今年はヨーロッパ勢がなぜやたら強いのか?

フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、みな決勝トーナメントに勝ち残った国は
当然サッカーをの盛んな国ばかりではある。

ところでテニスにもテニスにも国別対抗戦というのがある。
男子はデビスカップ、女子はフェッド。カップといわれるものであるが、
実はこれもヨーロッパ勢が強い。
男子では、スペイン、フランス、女子ではロシア、ベルギーなどが最近は強い。

サッカー、テニスには共通点がある。
球技であることはいうまでもないが、スキルプラス戦略が要るという点だ。
これは野球だろうとバスケットボールだろうと同じなのだが、
サッカーにおけるスキルというのは、相手の攻撃をかわしてボールをはこぶ
ドリブル、ボールを連携し運ぶパスまわし
、シュートをきめるキック力などがあるが、
先日のフランスとブラジルの試合を見ていて思ったのは、フランスのジダンと
アンリの連携である。

ゴール前でボールのデフェンスをするブラジルDFのうしろに、アンリが待ち構え
走りだしたところに、ジダンがパスをする。

待ち構えたところに、アンリがゴールを決めるという絶妙の連携だ。
このあたりのレベルが日本のサッカーとは違う。
もちろんアンリもジダンも大変な選手なのだが、おどろくべきはアンリのポジションと
あの動きにあわせたパスをした、ジダンである。

あのポジションにいたアンリもすごいが、そこへ先読みしてパスをだしたジダンの
正確な判断力には驚かされた。

この大会、優勝の本命はブラジルといわれていた。
しかしこのプレーをみただけでも、フランスが勝ち残った理由がわかった。
アフリカ、南米勢は、たしかに運動能力は高い、体力もスキルあるがいかんせん
戦略がないし、攻撃パターンーが雑だ。
今回の大会では、ブラジル、アルゼンチンなど南米勢が決勝トーナメントで姿を消した。
総合力からすれば、アルゼンチンどはかなり有力なはずだったが、
いかんせん采配に問題があった。交代枠の使いかたがもったいなかった。
イングランドは不測の事態に対する、読みがよくなかった。
オーウエンを怪我で欠き、ベkッカム途中交代、さらにはひとりレッドカードで退場。
今回は勢いでは、ドイツがすごいのだが、勝負だからどうなるかはわからない。


話題がサッカーに集中してしまったが、要はテニスもサッカーも体力と気力だけでは
だめで、監督の采配も含めた総合戦略が必要だということだ。
ヨーロッパの国がなぜテニスとサッカーという球技に強いかというと、この総合力(シナジー)があるからだ。

ではなぜヨーロッパでは野球は盛んでないのか?
日本はばぜ野球が強いのか?
これは野球の発祥がアメリカであることに関係があるだろう。
ヨーロッパには野球の下地がない。これだけのはなしだ。
サッカーもテニスも発祥はイギリス。
つまりヨーロッパにはこの2つの球技の下地があるから強いのだろう。

おりしもサッカ^-ワールド・カップの時期に、テニスではウインブルドン大会である。
果たして、これらの大会を制するのは、やはりヨーロッパの陣営なのだろうか・・。
# by kunio35 | 2006-07-03 12:34 | カレントトピック | Trackback | Comments(0)
ライブドア事件 初公判
いよいよライブドア事件の公判が始まるらしいが、
ここで問題となるのが、堀江貴文被告の主張するであろう、
自分は無実だという主張である。


堀江被告は証券取引法違反容疑で逮捕されている。
風説の流布、偽計取引による株価操縦の疑いである。
つまりウソの決算数字を市場に流すことで、意図的に株価を吊り上げたというものである。



堀江被告は逮捕から一貫して、容疑事実を否認して無罪を主張しているが、
結論からいうと、無罪などyということはありえない。
なぜなら、彼はライブドアという会社の経営トップ(最高責任者)であるからだ、

たとえば問題となっている、自己株式の売却益の報告などは、取締役会などの
経営会議で議論、了承されるレベルの件である。
これは財務担当重役の宮内亮治被告がスキームを考え実行したとしても、それを、
トップであった堀江被告が報告を受け了承すると考えるのが、普通の流れである。

もしこれを勝手に宮内被告の独断でおこなったとするというのは、ライブドアの組織形態
からしてありえない。

ライブドアという会社では、経営に関する事項は、すべて堀江前社長が掌握していた
のが実態であり、自己株式の処分をどうするか税理士である宮内被告が
報告しないわけがないのである。


もし、本当に知らなかったとしたら、商法の善管注意義務違反にあたるわけであり、
経営者として、株主に対して、経営責任を負うことになる。
この経営者としての責任を逃れることは、堀江被告が経営者であった
以上逃れられるものではないのである。



どうやら、真相は堀江被告が、これらの事実を知りながら、自己の保身のために
しらなかったことにしようと言い出したことに、宮内被告が嫌気をさしたということらしい。


この経過については、公判のなかで明らかになっていくわけだが、
そうなると、ここで露呈してしまうのは、堀江氏の人間性である。

これではまるで、B級時代劇の秘密会談を見ているみたいだからだ。
悪事を奉行所にあばかれそうになった、業者が、内輪で「この件はなかったことに・・」
まさしくこれと、おなじだ。

焦点となるのが、この付け替えが、堀江主導なのか、宮内主導なのかという
ことで裁判が争われる可能性がある。
いずれにしても、初公判でどうなるか、興味深い展開をしそうである。
# by kunio35 | 2006-05-25 23:53 | 経済 | Trackback(1) | Comments(0)
日本語は難しい?
日本語は難しいのか 編集 | 削除
私は以前から、疑問に思っているのだが、どうも学校で日本語文法を習った記憶がない。
というよりも、どうも頭に入っていないのだ。
もっというなら、他の外国語、英語、ドイツ語、フランス語や中国語とどのように
違うのかという点を学校では教えない。

しかしこれは、実際かなり問題ではないか?
よく日本では、なんで英語が通じないのかと、外国人から聞かれるが、
これは、あたりまえである。
日本語と英語は違いすぎるのである。
発音も違うし、語順も違う。その点を今の学校では教えないのだ。

英語は、文法的には、インドヨーロッパ語族に属するが、
これは、ラテン語に源を発するため、フランス語やドイツ語には共通する点がある。
表記もアルファベットであるし、それを少し変形させただけであるから、
ヨーロッパ人がこれらを、同時に習得することは比較的容易だ。
オランダ人がドイツ語を話すのはあたりまえなのだ。

ところで韓国語やモンゴル語は、日本語と同じウラルアルタイ語族であるから、
語順などは、ほとんど日本語と同じだし、格助詞の使い方にも共通点がある。
いかんせん、単語には、あまり共通性がない。
そのせいか私は韓国語もモンゴル語もできない。
いや日本語すら書けない漢字はたくさんある。
読めても書けないのだ。

それと日本語には、同じ音声で、意味の違うものは、別の表記をするものがたくさんある。
たとえば、キョウセイといえば、強制、共生、矯正などの表記があり、
それによって、意味が変わってくる。
英語やドイツ語ではこのようなことはない。
ひとつの単語に意味がたくさんあるものはたくさんあるが、それは文章で判断する
ところが、日本語はいちいち全部漢字で表記する。
これは、表意文字である漢字の特性だが、
これは、日本語をより複雑にさせている、要因でないかと私は思う。

ただ日本語は、会話そのものは、それほど難しくはない。
現に多くの外国人は、日本語の会話は簡単だが、日本の新聞は読めないという人は多い。

これは、日本語の熟語を正確に使いこなし、表記できるようになるには
かなりの時間を要する、これが日本語習得を難しくさせている実態である。
ひいてはこれも日本語を世界の標準となりいえない理由のひとつでなかろうか。

漢字を使っている、中国、韓国の人たちにとっては、ひらかな、カタカナ、漢字のつかいわけは
それほど困難でないのに、ヨーロッパ人にとっては、漢字の習得は、このうえなく
困難であるゆえ、アルファベットもしくは、ローマ字で表記したものを覚える人がほとんどだ。

日本語の国際的に標準語にする必然性はないが、日本語の乱れをチェックするような
機関は必要でないか。
イギリスやフランス国語院のような言語統制をするような機関は日本にはないが、
最近のやたらと外来語の乱用に対しては、なにか危機感をもたずのはいられない。
カリスマ、レシピ、マイノリティー、メジャー・これらは最近よく使われる外来語である。
さらにインターネット用語はほとんど英語だが、これはしかたあるまい。

日本語は難しい言葉であるかも知れないが、その独特の特性を
知っておくことは、日本語コミュニケーションに有意義なだけでなく、他の外国語を習得する際にも必要ではないかと思うばかりだ。
# by kunio35 | 2006-04-01 22:23 | そのほか
シャラポワはヒンギスに負けたが・・・ヒンギスは・・
先日、東レパンパシフィックテニス大会準決勝で、マリアシャラポワ対マルチナ・ヒンギス
戦というカ-ドがありました。
この大会は日本でおこなわれる唯一の、WTA公認の女子テニス大会で
あると同時に、元ランキング一位同士の対決ということあり、世界中が注目していました。
結果は、あっさりとヒンギスの勝ちで、シャラポワのいいところなしというわけでした
では、なぜシャポワはヒンギスにあっさり3:6,1:6で負けたのでしょう。
シャラポワの武器は長身からくりだす、スピードサーブと、速いスピードの強打
ストロークでした。
しかし、ヒンギスは、このスピードに負けませんでした。果敢にトップスピン、スライスで斬り返し、しかも、自分から積極的にゲームメークをして、サーブ&ボレー、ロブ、アングルショット
を使いわけ、往年の多彩な頭脳プレーをいかしたのでした。
これに動揺した、シャラポワは、ショットでミスを連発、持ち味のねばりのある強打、
ストローク合戦にもちこめないために、ポイントを落としていったのです。
ミスショットの原因は、態勢が整っていないのに、打ち込むため、ネットや、オーバー
したためなのですが、やはり強打が通用しなかったかったことのあせりでしょう。
いや、メンタルで負けたとみるべきでしょう。
この日は、元女王復活かとさえいわれたものです。

ところが、翌日の決勝では、ヒンギスはロシアのエレナ・デメンテェーワにあっさり、
2:6、0:6で負けてしまいします。
デメンテェーワは、リターンの出来がよく、さらには、角度をつけられたショットにも
走りこんで、ランニングショットでさらに斬り返しました。
課題といつもいわれていたサーブも出来がよく、これも勝ちの要因となりました。
なにしろダブルフォールト10本なんてのもめずらしくない選手だったのが、
5本以内に抑えたわけですから。
ストロークの打ち合いでは、あきらかにヒンギスは劣勢でした。そこでネットにつめて
態勢をとろうとすると、今度は、デメンテエーワが、ロブで揺さぶるために、ネットプレー
も出来ません。結局、後半第二ゲームは1セットもとれないままに、完敗。
これは誰も想像つかなかったことでしょう。


しかし、体力的には、デメンテェイワが優勢であったことは間違いありません。
ヒンギスはなにしろ、3年近くもトーナメントを去っていたわけですから、シングルスのような
体力勝負の世界では、左右にゆさぶられただけでも、スタミナが消耗します。
第2セットは、ヒンギスにもややあきらめムードが見えました。
おそらく、テニクニックからすると、ヒンギスは世界ナンバーワンでしょう。
しかし、気力と体力はデメンテエワが勝ったというべきでしょう。
デメンテーワにしてみれば、ひさびさの大きなタイトル。
これでWTAランキングも大きくアップします。

スポーツはどれもそうですが、技術、体力、精神力がそろって初めて、勝てるものだということがいわれていますが、今回のこれらの勝負はいまさらながらに、テニスというスポーツの勝敗予想の難しさとメンタルスポーツの面白さを十分に見せてくれた試合ではありました。
最後の記者会見でヒンギスが、決勝に残れただけでも、よかったと言うのが、印象的でした。
準決勝で敗れたシャラポワはまだまだ、これから先があります。
今後どのような、プレーを見せてくれるかが、楽しみです。



# by kunio35 | 2006-02-08 12:21 | テニス | Trackback | Comments(0)
ライブドアマケーティング社の売却代金はどこに・・?
今、ちまたでライブドア社の錬金術について、いろいろ言われていますが、
簡単にいえば、4500万円の投資で8億円近くを儲けようとしたということでしょう。
その間に、投資組合だの、外資系証券会社、海外投資ファンド、プライベートバンクなどが
介在していますが、これは金の流れを複雑にすることで、実態をわかりにくく
しているだけなのです。ここで気になる共通点は
投資組合、プライベートバンク、海外投資ファンドなどは匿名性が高いという点です。


投資組合は出資者をあきらかにする必要もなく、海外投資ファンド、とりわけ
バミューダなどに設立されものは、匿名でも設立できて税率が安い、
スイスのプライベートバンクなどは
守秘義務をたてに、顧客情報を漏らさない。

これらを利用したということいはいずれも、租税回避目的や、
個人蓄財を目的としたのではないかという匂いがするのです。

私の想像では、売り抜けたライブドアマーケティング社の売却代金の一部を
個人の口座に付け替えているのではないかと疑いがあるわけです。この点まで
東京地検がはたして、追求できるかどうか・・。現在解明中だそうです。

8億円の売却代金のうち、6億円を、ライブドア本社に付け替えている、
では残りの2億は・・・??

新聞報道によりますと、ライブドアの子会社買収によって、得た利益や預金を
本社の利益としたり、還流させたりする手口があきかになってきています。

会社の利益を本社に付けかえる行為あるいは買収した会社の預金を
利益とするのはまちがいなく利益操作であり、粉飾行為なのです。
これは商法違反であり、もしこれが事実なら、ライブドアは、
証券取引所に上場しているので、取引所の規定に違反することななり上場廃止になります。
そうなるとライブドアにとって、資金調達や、営業戦略上かなり痛手になってしまいます。

しかしなぜこのようなことをしなればならなかったか・・?
それは当時2004年当時近鉄球団を買収しようとした時期であり、
なんとしても、黒字企業にしたかったという事情があるようです。


新興企業が、違法な手口で、拡大をしてきた結果が、企業崩壊なんて
ことになってほしきないものです。
しかし知れば知るほど、ほこりがでているどころか、怪しい煙がでてきそうな
話ですね。
# by kunio35 | 2006-01-29 23:51 | 経済 | Trackback(1) | Comments(0)
ジェイコム株の件
まったくとんでもないことが、おこってしまったものです。
東京証券取引所マザーズに上場したジェイコムと言う会社の
売買価格と株数をまちがえて、みずほ証券会社の人間が入力した。

これがなんと現在で280億円もの損害をもたらし、最終的には
1000億ちかくの損失になるというのです。

なぜそんなことになるかというと1株61万円で入力すべきところを、61万株1円の売り注文を
出したからだというのです。

担当者は、すぐ取り消しをおこなおうとしたもですが、3回とも取り消し方法を
あやまったために、被害がひろがったのだというわけです。


このジェイコムという会社の発行済み株式が14500株だから、
市中に60万株もの株券を渡せるわけがないですね。


つまりこれはあきらかにカラで株券がないのに売ってしまったことになるのです。
取引所の規定では営業日から4日後には、買っている相手に対して株券を渡さなれば
いけないのだが、渡す株券はないということです。

買い手、売り手双方にとっては、受け渡し不能の事態が生じるわけですが、
東京証券取引所ではこのような発行株式を上回る株式の売買
など想定いない事態だったのです。


したがって、今日現在まで、注文の成立している取引については、
ミスをおかした、みずほ証券は、買いをいれている、相手に対して
株券を渡せないので、それ相当の現金をはらうことで収拾を図るよう
関係証券会社と東証とで、協議しているということです。

ところで、このような人為的ミスを防止することはできないものでしょうか・?
これば現場を経験したものなら、わかることですがこの種のミス
皆無にすることは、かなりむずかしいのです。

そもそも機械に入力するのは人間であり、間違って入力しても、その訂正方法を
まちがえないかぎり損害はそれほど大きくならにのですが、今回のように訂正方法を
あやまった場合、これは損失の被害をひろげるだけなのです。


しかも注文端末画面というものは、2名で同時にダブルでチェックすることはまず不可能なのです。
もし2重チェック体制にするとなると、いろいろ問題がしょうじます。
人間がチェックするなら取引のスピードが落ちるわけだし、
業務の効率性がかなり低下。新たなシステムを開発するとなると、また
莫大なコストがかかる。
このため各ブローカー、金融機関はこの種の問題は、担当者の資質の問題として
処理してきたのです。

だから、注文担当者は、確認画面を注意して見ることが要求されるわけです。
2重チェックをしたとろで、気がついたときには、あっという間に損害が
広がったということも起きうる。これが今の実情なのです。


今回、受渡し不能ということになった場合、これは東証の規定にはこのような事態を
想定している規定はありません。
そもそも、こういう事故を想定していないし,みとめていないのです。

思うにこれは、企業のチェック体制の甘さなどと言う問題ではなく、
人為的ミスをあくまでみとめないで、あくまで企業サイドの問題としようとしてきた
ためにサーキットブレーカーの役割をはたせなかった東証の責任は大きい。

東証の売買システム自体が発行株式を上回る、注文を受け付けてしまう
点に大きな問題があるのではないかと思うのです。
いやもっというならば、受渡し遅延や事故は絶対みとめない、あり得ない
という東証の役人的発想が問題を大きくしてしまったのではないかと
私は疑問を投げかけているわけです。




もちろん企業側も売買管理体制ならびに、注文時点の確認作業、
訂正作業の俊敏な励行が要求されることはいうまでもないですが、
いままでこの種の注文ミスはすべて企業側にありとしてきた
東証のスタンスにおおきな警告を与えるのではないでしょうか。
# by kunio35 | 2005-12-09 16:40 | 経済 | Comments(0)
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